えびの市起業支援センターのインキュベーション・マネージャーを勤める坂本文夫氏のご紹介です。

坂本さんは熊本県出身、JTに入局し、47歳で退職。
JTでは、技術系の人材として働き、その後、食品事業の営業職で九州エリアを8年ほど担当していました。
当時は、ファミリーマートの担当をしていたそうです。

 

地元熊本で創業支援を10年

地元である熊本にて公益財団法人熊本産業支援財団の職員として10年ほど創業や起業、企業マッチングなどを行ってきました。
熊本産業支援財団の事務所は熊本の益城にあります。

2016年の熊本地震の際は事務所がひどい状況になったそうです。
大きな地震は夜9:30、午前1:30頃だったので事務所にはいなかったものの、熊本市内の自宅では物が上から降ってくる状況だったとのこと。

えびの市起業支援センターのインキュベーション・マネージャーとなった今は、えびの市に移住し、京町のアパートに住んでいます。

宮崎県との縁は前職で宮崎エリアを営業で回っていたのである程度は知っていたが、営業先は宮崎空港近くが中心だったので、えびの市に関してはうっすら知っている程度だったとのことです。

 

なぜインキュベーションマネージャーに?

前職である熊本産業支援財団にいるとき、えびの市起業支援センター開設に伴い、えびの市の担当者が3回くらい相談に来たとのこと。
インキュベーション。マネージャーの候補者探しのお手伝いしていました。

何度かえびの市の担当者と話しているうちに、自身もチャレンジしてみようという想いが生まれ、応募。縁あってインキュベーション・マネージャーとなりました。

 

センター開設から早々に次々と相談者が

本記事を取材したのは、起業支援センターが開設されて3週間ほど。
開設されて間もなく、飛び込みで相談に訪れるかたが数名いらっしゃったとのことです。相談の内容は、商品開発や創業に関して。

この起業支援センターが、「今までにない場所」なので、この動きにつながっているのではとお話されていました。
また、自身の経験をここで活かせることに意義を感じているとのことです。

 

地域の可能性を広げていきたい

今後は、創業支援だけにとどまらず、この場所を活用したセミナーや講演などを通して地域経済の発展を目指していきたいと語る坂本さん。

地元の中学生や高校生を対象としたセミナーや交流会などもやっていきたいとのこと。

最後に、
この「えびの市起業支援センター」で、いろいろとできることはある。
ひとつひとつチャレンジしていきたい、と語ってくれました。