取材班:えびの市は農業や畜産が盛んですが、えびの市で起業するにあたり、活用できる具体的な起業資源リソースにはどんなものがあるのでしょうか?

坂本MG:やはり、温泉ではないでしょうか!例えば、道の駅に温泉施設があればと思います。

取材班:温泉と道の駅を掛け合わせるアイデアですね。

坂本MG:京町温泉との絡みは、一度温泉を試していただき、リピーターを宿泊温泉へと繋げていけたら良いなと思います。

取材班:他市町村や他県からえびの市に移り住んだ方々は、えびの市で起業することに、どんな考え方を持っているでしょうか?

坂本MG:基本的に、えびの市とご縁のある方がほとんどですね。何かしら繋がりがあって、それが切っ掛けになっていると思います。

取材班:事例などありますか?

坂本MG:塗装業や建築業で独立された方も何かしら、元々えびの市との繋がりがおありで、マーケットを拡げるためにいらしたと思います。それから、宮崎市在住ではありますが、3週間はえびの市でカフェを開かれ、1週間は宮崎市で化粧品売をされている方がいらっしゃいますね。

取材班:掛け持ちのような感じですね。

坂本MG:あと、とても珍しいタイプでは、海外のバリで弟さんとレストランを経営されていて、ご自身は内装デザイナーさんで国内外を移動してお仕事をされている方がいらして、まだ計画段階だそうですが、えびの市に土地を購入され宿泊施設を作ろうとしている方もいらっしゃいます。海外との掛け持ちのパターンです。

取材班:掛け持ちの規模が大きいですね!面白いです!

 

取材班:こんな人がこんなことでえびの市で起業すると面白い!というものがあれば教えていただけますか?

坂本MG:そうですね。交通の要所であることを活かして、有名ラーメン店のフランチャイズなども一案ですよ。

取材班:ラーメン店ですか!?

坂本MG:はい、南九州には全国的に有名なラーメン店がまだないんです。例えば、一蘭や一風堂などが進出すれば、九州縦貫道の利便性を活かせますし、ETC2.0で一旦高速道路を降りても、料金が高速を降りていないカウントとなるサービスがあることもあり、隣接する鹿児島県や熊本県からの集客にも好影響を与えるかもしれませんね。

取材班:それもまたえびの市の特長を活かしたアイデアですね。

 

取材班:では最後になりますが、えびの市起業支援センター E-bicが開設されてから今まで、これは面白い!と思った相談内容があれば教えてください。

坂本MG:えびの市役所内にコンビニを作れないかというご相談がありましたね。また、道の駅から市役所まで道路を通し、市役所の上階に宿泊施設を誘致、そして誘致側には賃貸で貸し出すなどのアイデアがありましたよ。実現するには幾つかハードルがあるかもしれませんが、とても面白いと思ったご相談の事案でした。

取材班:実は、とても活発に相談者が訪問されて、興味深い相談があったり、実際に起業されている方が、こんなにもいらっしゃるんですね!

坂本MG:地方創生はこれからですから、まだどんどんご相談を頂いて、起業のチャンスを掴んで頂きたいです!

取材班:今回もインタビューにお時間頂き、有難うございました。